茂木正光の戦略研と行政書士・司法書士な日々

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zoom RSS 金融危機と、ストレステスト

<<   作成日時 : 2009/06/02 15:50   >>

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さて・・・。先日ですが、さる勉強会に参加してきました。

タイトルは、「金融危機と中央銀行」にて、
講師は、金融系シンクタンクの副主任研究員さんでした。

内容としては、今般の金融危機につき、
銀行破たんなどの「伝統的システミックリスク」ではなく、
市場流動性の枯渇という「市場型システミックリスク」であると特徴付けていました。

ポイントとしては、
「証券化により信用リスクの移転が図られていたはすのサブプライムリスクは、
 実際には大手金融機関によるCDO等への自己投資等を通じて
 金融セクターに留まっており、システミックリスクを顕在化」
「レポ取引等の市場からの資金調達が困難化し、市場流動性が枯渇し危機が表面化」
「店頭取引が行われていたCDS取引の相互関係性によって、
市場参加者に疑心暗鬼が生じ、市場は混乱」
など。

その他、サブプライムローンや、RMBS、ABS CDO、レポ取引などの
用語の復習ができて、さらに、全体を総合して理解することができました。

そして、上記のような危機に対し、中央銀行(特に、米国FRBにつき)が、
「金融緩和」(金利引下げ)、さらには、「CP買取」(中央銀行の直接貸付)
などの対応を行ったという説明がありました。
つまりは、中央銀行の「最後の貸し手機能」。

結論としては、
銀行破たんなどの「伝統的システミックリスク」への
プルーデンス規制(安定性、健全性の確保)やセーフティネットだけでなく、
今後は、
証券化商品などによる「市場型システミックリスク」へのプルーデンス規制も
必要であろうというものでした。


そして、質疑応答にて、今後の米国の情勢についてのお話しとなったのですが。

米銀大手19行に対するストレステスト。

査定による必要調達額を計746億ドルとしたことにつき、
結論ありきの金額だったのではないかと。
米国政府の公的資本注入プログラムであるTARFの
残高約1000億ドルの範囲内にしたかったと。
・・・先週発行の週刊東洋経済でも、同様の記事が。

ですので、「二次損失発生」の可能性があるとして、
見通しにつき、悲観的でした。

また、サブプライムローン派生の不良債権については、
まだ金融機関から隔離(オフバランス)されていないとのことですし。

さらには、景気の悪化により、現在は健全な「プライム」ローンの不良債権化の可能性も
あるとしていました。
しかも、「サブ」が全体の1割ぐらいの貸付に過ぎないとのことです。

PPIP(官民投資プログラム)による、
不良債権のオフバランス措置も検討されているようですが・・・。

・・・なんか。
90年代の日本を見るようですね。
まぁ、内容を、スピードも、規模も、範囲も違いますけど。

あと、上記のストレステスト、銀行対象だったわけですが、
AIGはどうなんだという感じですね。


ちなみに、
先週発行の週刊東洋経済によると、
米国としては、
「抜本処理を先送りできれば、邦銀をはるかにしのぐ期間利益で
クレジット損失をカバーしながら景気回復を待つ。
その後に時価会計を棚上げした不良債権の最終処理を行うというシナリオ」
らしいですが。

・・・なんか、これも、どこかで聞いたような楽観シナリオですね。


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